2018年9月29日土曜日

2018 7月ゲストの日

7月のゲストの日は、ずっとみんなと行きたかったこれに!



そうです、落語です。
落語家さんって、なにもないのに(道具って扇子くらいなのに)
お噺で、まるでそのものやその人がそこに在るようにみせてくれる。

と、7月のテーマとぴったりだなあと思ってみんなといきました^^
本当はにぎわい座のこども落語にいきたかったけど、大人気ですでに完売、、。

ちょっとむずかしいかもだけど、おとなもいく落語にいってみましたよ!


4つの話の中で、やっぱりなかなか古典落語は難しかったみたいだけど、
創作落語で、漢字の読み方をめぐるお噺(ちょうど小学生の子たちもわかる漢字)があって、それがみんなのツボに入ったようで、帰り道に暗記してみんなも真似してケラケラ笑っていました*


なかなか現代のお笑い番組になれてしまって、自分や人をバカにして笑いをとる、
というところをまねてしまってるところを見受ける時があって、
でも落語家の世界は誰もバカにせず、傷つけず、芸を磨く事で笑いが生まれるんだよ
なんて話もしながら帰りました。
なにも無いのに、あんなに人を笑わす事ができるってすごいなあ。


この日は近くで花火大会。
みんなで公園ですこし遊んでから、Hくんのお家でご飯をいただいて、花火をみました^^


とても風情のある夏の日でした。◯

2018 7月からだの日

からだの日の「在る/無い」は
無いモノを在るようにみせる、というワークをしました。

最初にみんなに長い紐を渡し、それを扱ってもらって、つぎに、紐をなしにして、
でもさも紐がそこにあるように動いてもらいます。

ひとりひとりやってみましたが、これがおもしろかった!
みているみんなもケラケラ笑ってみてました。

すごく丁寧な子もいれば、いつのまにか紐がすんごく伸びてる子もいたり、
急に切れてる子もいたり。
モノへの触れ方がまずひとによって全然違って、再現性も違う。
前の子の動きに影響を受ける子もいれば、オリジナルな動きにこだわる子もいる。

だんだんとみんなが空間に見えない紐を張り巡らせていくので、
私と幸恵さんで、その中に入っていって、それからみんなにもその中で紐をよけながらあそんでみました。

空間にはなんにも張り巡らされてなんかいないけど、みんなには無いはずの紐がみえていて、そこには紐がありました。

在ると無いの境界ももしかしたらとても曖昧なものなのかもしれません。

 
そのあとは、紐、ではなくて自分の想像したものをそこに在るように扱ってみる
そしてそれをみているみんなが当てる、というゲームをしました。
それぞれ結構すぐ当たってました(選ぶ物がボール、とか簡単だったけど。笑)
最後に、からだが無いようにする透明人間ごっこもしたかったのですが時間切れ。

「実際に紐が在るときと無いときと、どっちが楽しかった?」
と聞いてみたら、「無いとき!」という子が多くて、なんだか嬉しかったです。
想像力たくましいなあみんな。


 そのあとは外で、みんなが待ちに待った水遊び!


着替えももってるので、思う存分ぬれて遊びました^^
夏は水遊びに限りますね!
そういえば、水も気化して目に見えなくなるものですね。
生きていると在ることにとらわれてしまうけれど、
目に見えない物や無いものを感じ続けることもしていたいと切に想います。
小さな頃は、どちらも同じくらい自分ととても近いのかもしれませんね。

2018 7月 造形の日

7月のテーマ、「在る/無い」の造形の日。
ユイちゃんはまずみんなに、深海の生き物の映像や写真、世界の果ての植物などをみせてくれました。
しんじられないような姿形をしてるんですよね。

「私達もこの地球にあるかもしれない、ないかもしれない、生き物を想像してつくってみよう!」とユイちゃん

導入でのめりこんでいたみんなは
そそくさと手を進めていました♪
もくもくもく。。。。。。




できたものをひとりずつ発表!
唯一植物をつくったTちゃん。
ゴムでつくった茎や根が動くそうです。
名前にも”花”がつくもんね^^

これは”タタ”という生き物だそう。
重なったり、増殖したりするみたい。
頭の上に冠のような脳のようなもの(醤油入れのなかに液体や紐)がたくさんのっているやつが王様だとか!


これはその名も”ばくだんくん”笑
甘いフェイスで騙されそうです、、、、
足に導火線ついてます、、、
こちらは小さな小さなクワガタ
ほんとにどこかにいそう。
すごい生き物でました。笑
正義の味方だそうですが、背中には沢山の紙飛行機
下にはけん玉のようなもの
それらをつかって飛んでわるいやつをこらしめるらしいです
big size!!

これは青いカブトムシ
飛んでいたら綺麗だろうなあ。◯

それぞれの生き物に名前をつけて、寺子屋の生き物図鑑ができました★
こどもたちの想像力には、ほんとうにいつもワクワクをもらいます。

むかしつちのこやネッシーに憧れたり、
公園で知らないきれいな蝶をみて、嬉しくて夢みたいで、大切に絵に描いていたことを思い出しました。

いつまでも無いものを想像することを楽しんでほしいなとおもいます*

2018年9月17日月曜日

2018 7月空間の日

「在ると無い」の空間(さちえさん)の日。


まず、さちえさんがもってきてくれたのは、たくさんの箱。


「この箱の中に、さちえさんの大切な物をいれてきたんだけど、なんだとおもう?」

とみんなに問いかけ。

「宝石?」
「いや、軽いから、手紙?」

なんて色々想像を膨らませていくみんな。


「開けていいよ」


と言われてあけると、、、


なーんにもそこにはありません。

 何回みても、ありません。。

でもさちえさんは確かに入れてきたそうです。
でも目に見えないもの。
それは、祈りとか、想いとか、形の無い物。

そして先日の西日本大豪雨の話をしてくれました。
「そこにともだちがいてね、なにかできないか?と聞いた時に、ここの土地や人のことを祈ってくれるのが一番嬉しいと言われたんだ。」

そして、遠くはなれていてできる募金をしたさちえさん。


東日本大震災の話や写真もみせてくれて、
昨日まであった街や命があっというまに無くなってしまう災害。
そして、戦争の話。

ある/ないを感じてきたことを話してくれました。

そして、世界中の人たちが、日本で震災がおこったときに寄付をしてくれたこと、
(収入が200円の国の人たちが、100円の募金をしてくれたこととか、とてもわかりやすく話してくれました。)

遠くの国への想い。
人へのおもいやり。

都会では電車でもとっても近くに困ってる人がいても、
携帯をみたりしていてシャットダウンしているのか、
自分の事しか考えられないのか、想像力が無いのか、、席を譲らない人をよくみます。
近くても人を想う事ができないなんて悲しい世の中。。
他人事ではなく、遠くでも近くに感じる事ができる感覚を忘れたくないなといつも思います。


そして、さちえさんはひとりひとりに、
「これをあげる」といってなにかを手渡してくれました。

なんと、500円。
「このあと、外に出て、好きなように使っていいよ。
私は、募金しにいく。みんなはどうする?」

と聞かれたみんな。
欲望の強いHくんは、
こんな話をした直後ですが、
「やり〜!!おかし買お〜!!!」と、、、涙

「俺も〜。おつりだけ募金してもいいけど。」というEくん、、涙


「僕は全部募金する」とKくん、、!

ここで流れが変わりました。

お金(ある欲望をみたす)の魔力に操られている子たちをみて、
なんかさっきでてきた話に似てるな、と思い、
わたしがボソッと
「その感覚って、さっきの戦争をしたい人たちに似てるね。。」
といったら、お菓子かおう、といってた子たちも、「あ、、」という表情になりました。
お金に翻弄されて、自分の欲望のことしか考えてないってことだもんね、、。

話しているうちに、みんなが募金にいく、ということになりました。
最後までさちえさんは「好きに使っていいんだよ〜」と言ってみんなに考えさせてくれました。


500円を握りながら、欲望にかられてまだ迷いが見えるHくん。笑
「おかしたべたいなあ〜」なんて言ってましたが
募金箱をみつけ、みんなが500円をぜんぶ募金箱にいれました。

最後まで揺れてる様子だったHくんに、これでよかったの?と聞いたら、
「募金ってたのしい〜、、」とちょっと引きつった顔で答えてくれました。笑
素直、、、。


でも、目には見えない想いをもって、遠くを想って、募金ができました
なんだか清々しい表情にも見えました。◯

2018 7月しぜんの日

7月、「在ると無い」のしぜんの日は、
在ると嬉しい、あれ、を作りました♡




そう、虫除けスプレーです^^
ユーカリレモン、ミント、ラベンダーを合わせて10滴。
それぞれの好みでまぜまぜ。
実験みたいで楽しそうなみんな^^

みんな気に入ったらしく、出来上がったら、
「僕の、いいにおいだよ!」とそれぞれがアピールしていました。笑

 オリジナル虫除けをつけて、山の上へ。

 ひきつづきいろんな虫たちが元気な季節!
みつけてみます。

 かぶとむしの頭が沢山落ちていました。
なんで頭だけ?と小出さんにきくと、
「からすや鳥が、やわらかい胴体だけ食べて、頭だけ捨てるんだよ」
と教えてくれました。
なんて器用なんだ、、、。

樹液がたくさんたくさんでている木があって、カブトムシの頭もおちていたので、
これは夜に探しにきたら、カブトムシとれるね〜と話していました
(実際Hくんがさっそく夜にとりにいたら、わんさかいたようです!)
 蝉の雄牝のちがいを抜け殻でみる方法も教えてもらい
 虫取りあそび
 モンシロチョウをつかまえました♪


こないだ苦しんでたヤマユリが、まわりの雑草が刈られて、すくすく育っていました。◯


 最後にみんなアトリエに帰ってきたときに、
虫にさされた?と聞いたら、「刺されてない!!」とびっくり。

みんな大事そうにオリジナルスプレーを持って帰ったのでした


2018 7月テーマの日

7月のテーマは今年度一番やりたかったテーマ

「在る」と「無い」

ということで7月のテーマをテーマの日にやろう、と思っていたのですが、
6月の「内と外」でやり残した事があって、それをやっていたら、時間が足りませんでし
た、、。


内と外でなにをやりのこしていたか、というと
”自分の内側にあるものを外に出す”と言うワークです。

内側にあるもの、というのは、今回は”感情”
テラコヤの子をみてると、
笑うのがベースの子、おこりんぼの子、すぐ泣く子、いろいろなタイプがいる。


どの感情も押し殺さずに出せるって健康的なことだと思うので、
(出せる環境があるって言うのは環境が健康的というか贅沢な事でもあるのかな)
みんなに自分の中に湧く感情を知って、外に出す、ということをしてみてもらいました。

喜怒哀楽、そして、寂 をいれてみました。
(混ざっていたりもするし、これだけではないとおもうんだけど、代表的といわれる感情の分け方ね、なんて話をして。)


ひとりひとり、喜怒哀楽と寂、
今まで一番の感情を思い出してもらって、それを外にだしてもらいました。
からだを使って、表情で、声で。。

空に向っておもいきり怒ってみたり、
「イエーイ!!!」と喜んでみたり、
膝を抱えて悲しんでみたり。

といってもなかなか笑ってしまったり、照れてしまったり、ももちろんありました。
でも、ベースでやっぱりその子らしさがでていましたよ。
みんな素直な表現ができていて一安心。
すごくリアルに思い出したのか、哀で、涙を流している子もいました。


 みている子に、5点満点でいったら、どれくらい伝わったかな?
と点を考えてもらって、平均値を出していき
5角形のグラフに書き込み、分析。
それぞれ苦手なところがみえました^^
(といってもみんな健康的な範囲だったけど!)


こども時代でも小さいながら我慢ってしていたよなあとおもうんです。
出したい内側のものが外に出しずらくなってしまうと、
それが心や身体の病のもとになっていくのではないかなと思います。


「なにか溜めてしまうことがあったら、寺子屋でどんどん出してね!」
と話して、外で思い切り遊んで帰ったのでした♪

2018年9月5日水曜日

2018 6月ノーリーダーの日


6月のノーリーダーの日、内と外を体験してもらえること、、と考えていて
縁側や日本家屋にみんなを連れて行きたいな〜と思い、横溝屋敷に行ってきました。

この日丁度スペインからのお客様が来ていて、一緒にいったので、
説明していてお屋敷の写真がないですが、とってもいいところでした!
藁葺き屋根の立派な農家の住いがそのまま保存されています。
風が吹き抜ける日本の風土に合った建築。
土が熱を吸ってくれて、木々が影を作ってくれて、涼しい。
なんでアスファルトやコンクリートだらけになってしまったんでしょう、、。

日本家屋を見学したあとは、近くの沢へ。
ざりがに、いました!!
とんぼも!


沢をすすんでいくと、いつのまにか見知らぬ畑へ。
その奥に森のような光景が広がっていたので、
「あそこまで行ってみない?」と言ったら、
「行ってみよう!」とワクワク賛同してくれたのはAくんだけ。
他のみんなは
「え〜帰りたい。アイス食べたい」「歩きやすいコンクリートがいい」

とか言っちゃって、なんて都会っこなの〜〜
(私こどものころは探検とか、知らない道とか大好きだったのになあ
男子のほうが、意外と内弁慶というか、保守的なのかしら。)

も〜そんなこども時代もったいない!ここは私が番長になってやる、と
「せっかく来たんだし、行くったら行く!!」と大人げなく進んでいきました。笑

しぶしぶついてくる小さい人たち。笑
沢を渡り切って、畑の中を進むと、めざいていた森が開けて、
 その中には、、、         涼しげな噴水!
しかもよくみると、、、、虹がかかってる!しかもダブルで!!!

「すごい〜!ミラクルだ!」とみんな興奮

その森は小さな山になっていて、立て看板が。
「こっちの道の◯●広場ってとこ、行ってみようか。広場なら遊べるかもしれないし」

そういうと、遊べる!やった〜と勢いよく駆け上がっていきます。
(さっきまでのブータレはどこいった?)
この山、どこかわからないけど、これぞ探検! と一番ワクワクしていたのは私かもしれません。 「みんな待って〜」とようやく
一山超えて、◯●広場につくと、がっかり顔のみんなが待ってました。。

「全然広場じゃない!!」
確かに、池のある、ちょっと狭めの草っぱら。。

でも、そこには落とし物のサッカーボールが!
寺子屋のメンバーはサッカー好きが多いので、これには大喜び。
「このボールがみんなを呼んだのかもね〜」なんていいながら、
狭さを利用してシュート遊びをしました●

みんながあそんでるときに、ふと見つけたこれに、ほっこり♡

道ばたにすごい数のトンボがいたので、それを追いかけながら進むと、
昔ながらの商店がぽつんと建っていたので水分補給!
みんな一人一個、ジュースかアイスを選びました。
ちょっと日陰をお借りして、ひとやすみ。◯

からだをさましたところで、ここはどこだ〜とあたりを見渡すと
トレッサがみえました!まずはトレッサをめざして、ついでにちょっとトレッサ横の公園であそんで、帰路についたのでした♪

探検の楽しさ、内から外にでていくほんの少しの勇気、体感できたかな?

2018 6月造形の日

 6月の造形の日、ゆいちゃんは、「みんなの内側にはなにがある?」との問いかけから始まりました。「骨、血、肉!」と答えるみんなに「実際有るものだけではなくて、夢とか想いとかみんなの内側にはいっぱいのものが詰まってるから、それを描いてみて!」

とながーいトレーシングペーパー(透ける紙)を広げました。
早速とりかかり、あっというまに描き終えるみんな。

やっぱり骨とか内臓を描くこもいれば
 (すけてる、、おもしろい)
 いろんなものが身体に描かれてる
宝箱とか、
 (かぜが吹いてなびくと一反木綿。笑)
 模様や宇宙の絵なんかを描く子もいて
それぞれがおもしろい
 切り取って遊んだり
 丸めてかぶったり!

みんなの秘密の内側がすこしだけ見れた一日でした*

2018 6月しぜんの日

 6月のしぜんの日は、虫探し!

虫を探すのは、自然に紛れた色を見分ける観察眼が必要。と小出さんが用意してきたのは色のついた爪楊枝。

「黄色が◯本、赤が◯本、、、、いまからここにばらまくから、これぜ〜んぶ拾えたら、みんなの目が虫を探せる目になったってことだからね、よ〜くみて見つけるんだよ!」
と小出さんは草っぱらに爪楊枝をまいてしまいました!

 必死にさがすみんな。
見やすい色と見えにくい色があるね〜
 それ、だれかのおしり。笑
2、3本ほど紛失(茶色と緑、黒が見つけにくい!) しましたが、
合格点をもらって、いいもの小出さんが手渡してくれました。


 そう、むしめがね!
あそんだりしながら〜

 みるみる
いろんな隙間に虫がいます
虫以外にも近付いてみると、へんなかたちの植物とか
 えごの実
 そのなかに、虫が寄生すると、こんな形に!
”えごのねこあしあぶらむし”っていう早口言葉みたいな虫だそうです
混乱して、ねこのえごあしって言っちゃいますね
 大倉山の里山には、いろんな虫が集まっていましたよ^^
バッタやモンシロチョウ、シジミチョウに

 あじさいが今年もきれいでしたね〜
 小出さんが雑草に絡まったヤマユリを救出してくれています
 アゲハチョウも捕まえました!
 えごの実を水の中でかきまぜると、泡が立ちます!
シャボン玉はできなかったね〜

 ちいさなカエルくんもいました♡
最後は虫たちにバイバイしてお空や草むらにかえし、
みんなもいろんな生き物にふれてほくほくしながら帰りました^^