「在ると無い」の空間(さちえさん)の日。
まず、さちえさんがもってきてくれたのは、たくさんの箱。
「この箱の中に、さちえさんの大切な物をいれてきたんだけど、なんだとおもう?」
とみんなに問いかけ。
「宝石?」
「いや、軽いから、手紙?」
なんて色々想像を膨らませていくみんな。
「開けていいよ」
と言われてあけると、、、
なーんにもそこにはありません。
何回みても、ありません。。
でもさちえさんは確かに入れてきたそうです。
でも目に見えないもの。
それは、祈りとか、想いとか、形の無い物。
そして先日の西日本大豪雨の話をしてくれました。
「そこにともだちがいてね、なにかできないか?と聞いた時に、ここの土地や人のことを祈ってくれるのが一番嬉しいと言われたんだ。」
そして、遠くはなれていてできる募金をしたさちえさん。
東日本大震災の話や写真もみせてくれて、
昨日まであった街や命があっというまに無くなってしまう災害。
そして、戦争の話。
ある/ないを感じてきたことを話してくれました。
そして、世界中の人たちが、日本で震災がおこったときに寄付をしてくれたこと、
(収入が200円の国の人たちが、100円の募金をしてくれたこととか、とてもわかりやすく話してくれました。)
遠くの国への想い。
人へのおもいやり。
都会では電車でもとっても近くに困ってる人がいても、
携帯をみたりしていてシャットダウンしているのか、
自分の事しか考えられないのか、想像力が無いのか、、席を譲らない人をよくみます。
近くても人を想う事ができないなんて悲しい世の中。。
他人事ではなく、遠くでも近くに感じる事ができる感覚を忘れたくないなといつも思います。
そして、さちえさんはひとりひとりに、
「これをあげる」といってなにかを手渡してくれました。
なんと、500円。
「このあと、外に出て、好きなように使っていいよ。
私は、募金しにいく。みんなはどうする?」
と聞かれたみんな。
欲望の強いHくんは、
こんな話をした直後ですが、
「やり〜!!おかし買お〜!!!」と、、、涙
「俺も〜。おつりだけ募金してもいいけど。」というEくん、、涙
「僕は全部募金する」とKくん、、!
ここで流れが変わりました。
お金(ある欲望をみたす)の魔力に操られている子たちをみて、
なんかさっきでてきた話に似てるな、と思い、
わたしがボソッと
「その感覚って、さっきの戦争をしたい人たちに似てるね。。」
といったら、お菓子かおう、といってた子たちも、「あ、、」という表情になりました。
お金に翻弄されて、自分の欲望のことしか考えてないってことだもんね、、。
話しているうちに、みんなが募金にいく、ということになりました。
最後までさちえさんは「好きに使っていいんだよ〜」と言ってみんなに考えさせてくれました。
500円を握りながら、欲望にかられてまだ迷いが見えるHくん。笑
「おかしたべたいなあ〜」なんて言ってましたが
募金箱をみつけ、みんなが500円をぜんぶ募金箱にいれました。
最後まで揺れてる様子だったHくんに、これでよかったの?と聞いたら、
「募金ってたのしい〜、、」とちょっと引きつった顔で答えてくれました。笑
素直、、、。
でも、目には見えない想いをもって、遠くを想って、募金ができました
なんだか清々しい表情にも見えました。◯
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