2016年11月30日水曜日

11月ゲストリーダーの日

11月のゲストリーダーは、大倉山で育った私の友人
森野美紗子ちゃんにきてもらいました!

美紗子ちゃんは、押し花と水彩で作品をつくっている作家さん。
とってもきれいな作品をつくるのです。
みんなもその作品をみるとうっとり、、。
ぐいぐい世界に引き込まれていました。
「やってみたい!」という意欲満点のみんな。

拾う、というテーマにぴったりな押し花。
今回は葉がきれいなので、押し葉をしてきてくれました。
「 これをつかってやるか、みんなも拾ってみるかどうする?」
ときくと、さすが寺子屋のみんな、「拾いにいく!」と二つ返事。
 

そして、歩いて好きなものを3つ拾ってみました。
葉っぱの中でも、いいな、と思う色合い、形ひとぞれぞれ。

 気に入ったものを拾ってかえり、
どうやってつくるか美紗子ちゃんに見本をみせてもらいました。
 
「まず、葉っぱを置いてみて、どういうものにしようか考えて、、、
それから、水彩絵の具の使い方。水を紙において、水溜まりをつくるよ。
それから、絵の具をその水の上に置くだけで、水が自由に色を広げてくれる。
こうやって違う色をおくと、、、混ざってくよ。」

というレクチャーに、夢中。
またまたやってみたい!!!と うずうずして、いざ制作がはじまりました。

みんなのめり込んで、葉っぱと水彩で世界をつくっていきます。
具体的なものを描く子もいれば、水彩の面白さに目覚めて、色を交わらせていくことに集中して、抽象画のようなきれいな色の世界をみつける子も。




それぞれ、お気に入りの”作品”ができたようです。
なんだかいつも描く絵より、”作品”としての認識が高まったようで、満足げなみんな。


拾った物から、こんなに素敵なものができあがるんですね^^
植物の形やはじめてのコラージュの面白さをまた発見して、それぞれの世界に取り込んでいっていました。

美紗子ちゃん、 すてきな時間をありがとうございました!

11月造形の日

11月の造形の日は、ユイ・ステファニーちゃんがきてくれました

「今日は、みんなに描いてほしい物があるんだ」
と話しはじめたユイちゃん

「アガベという植物があって、100年に一度しか咲かないんだ。だからどんなお花かわからないの、お花が咲いたらもう死んでしまうんだって。みんな、どんなお花なのか想像して描いてみてほしいな」

アガベの葉っぱの写真などもみせてもらって、その不思議な生態に興味津々なみんな、、

「アトリエの中で描くか、公園にいって描くか、どっちがいい?」
と、きくと
「外!!」と即決。

みんなで画材をもって記念館の公園にいきました。
「みんな自分の落ち着く場所、すきな場所で描いていいよ」
というと、よし!とばかりにみんな走り去っていきました。
 




















































































一人の静かな時間もこどもたちにとっては大切。
とにかくそっと見守ってみました。

だれひとり同じ場所を選ぶ子はいません。
場所にも個性がでています。


上手に木にクレヨンをのせたりも、、、

 
しばらくたつとかきおわってみせにきてくれる子が。
みんなできたら、発表を。


できあがった絵は独自のみんなの発想がしっかり表現されていて、感動、、。
離れて描いたからこそ、集まってみると面白い。
集中出来たのかな!



 





























ひとりひとり説明してくれました。
全部説明したいけど、ここは想像におまかせ、、、♡
夜中の三時に一分だけ咲くんだ、とか、
朝早くだよ、とか、このくらい大きいんだとか、、、

みんなそれぞれの夢のようなお花で、
聞いているととってもワクワク!

想像する力が、たくましく育っているのを感じ、
そしてそれが素直にでてくるようになっているのを感じた造形の日でした!

11月空間の日

11月の空間の日。

こないだの”大きな木が欲しい”の続き。

今日は
「この寺子屋のアトリエを秘密基地にしよう!」
とみんなをいざなう舞さん。
(実は、アトリエ改造計画がはじまったのです)

 「今日は、クモの巣みたいに、この毛糸をつかってこの部屋を違うところみたいにしてみない?」というとみんなとってもノリノリ!

まずは、クモの巣にひっかけるものを拾いにいこう
ということで、近くの公園に繰り出しました。

いいなあ〜と思う秋のものを拾うみんな
いいな、と思う物も一人一人違って、それぞれがでています
大きな物を好む子、小さなものを好む子、色に反応する子、、
11月の拾う、というテーマも馴染んできたみたい

さて、思い思いに拾ってかえってきたら、まずは蜘蛛の巣づくり
空間を渡すように張り巡らせていくと、みんなもやる〜!といって、他の人の糸に絡めたり、ひっかけたり、どうやったら糸がはるのか、考えながら手を動かしていました。

やっていくうちに、空間が変わっていくのを身体で感じている様子。
「狭くなってきた!」「ひっかかる〜」などど話しながら、 みんなどんどん糸をはるのが上手になって蜘蛛そのものになっていました。

いい感じで空間が糸でいっぱいに!!
じゃあ、ここに、拾ってきた物を引っ掛けてみようか というと、
蜘蛛を折り紙でつくりはじめるみんな
 リアルとファンタジーの間でとても楽しそう^^



葉っぱの裏に潜む蜘蛛も、、、、


テープをつかわなくても、ものが引っかかることもみつけました
影がきれい!こうもりみたいな影!というと、
あそこは、魚みたい!とか発見してまたちがう物語が始まっていました。
 
ひとつひとつのことを習得してあらたな世界をみつけているみんな。すごいなあ。。

最後に寝転がって、蜘蛛の巣の中に入ると、まったく別世界みたいで
みんなのキラキラした時間の中にいさせてもらっているんだなあとじんわりかんじました。
 
秘密基地が好きなのは、そういう時間にどっぷりいることができるからなんだよなあ。。

いろんな素材で秘密基地つくりたいな
と思う 空間の日でした^^

11月しぜんの日

11月のしぜんの日は、小出さんがおもしろクイズを出してくれました。
「こんな種、あるか探してきて!」
と出してくれた問題は
 


”くるくるくるまわって飛んでく”
とか
”だれかにくっついていっちゃう”
とか
”はじける!”
とか、、

「よーい、どん!」
でみんなが梅林公園に探しにいきました。
 
「あったーーーーーーー!」
 と最初にみんながみつけたのは
”ころころ転がる種”は、、、、、、
みんな大好きな、どんぐり!!!

やっぱり目につきますね、どんぐり。
 みんなの手やシートからもころころ転がっていってました*


他にはないかなあ、、、、と探していると、
なんかくっついてない?とズボンにくっついている種。
あったあった!くっつく種!
「あったよ〜〜〜〜〜〜〜!!!」と遠くから自分でみつけてきた子も!!


公園のあらゆる所に潜んでいて、このクイズ面白い、、、。
でも、植物沢山あるから、こりゃ〜見る目がないと大変!


次は、、、と探していると


あ!!こんなところに!!とヒントを出してくれた小出さん
見上げると、紅葉の木。


そう、5月のテーマ”芽吹く種”のときにもでてきたカエデの種、
をくるくる飛ばすと、
”あ、知ってる!”という子も。

こうやって繰り返し接することでしぜんを見る目が養われていくんですね^^




ちょっと場所を移動しよう〜と高台の方にいくと、
道の際に”ふわふわ飛んでいく種”
どの種もさりげなくいます。


「はじける種、どこかにないかなあ〜」
「ないね〜」
と道をあるちていると、やっぱり見つけてくれました
さすがは小出さん。
植物は、ミズヒキです。

「ほら、みてて。」
と、ミズヒキを下から上に指でなぞっていくと、
種がパンパンパン!とはじけ飛んでいきました

みんな面白そ〜!と目を輝かせて、自分でもチャレンジしていました*


そして最後に美味しそうな種
これはみんなよく知っていて、あれ拾いにいこう!と。
「赤いのも、黒いのもある〜!」とみんな夢中で拾っていたのは、ハナミヅキの種。
 確かに真っ赤で美味しそう、、、◎
 

クイズにみんな全問正解^^
大満足な11月のしぜんの日でした!

2016年11月2日水曜日

11月テーマの日

いつのまにやらもう11月、、!



11月のテーマは「拾う、実り」です。

あらたに登場したテーマの日は、月の一番最初の日にテーマに沿った遊びを考えてしていきます。東山のアイデアをみんながどう乗ってきて、どう料理していくかが楽しい日。


「秋の色んな物を拾って、レストランを開く!」
という活動に。
 
早速袋をもって探検に^^
いつも通らない道からいきたいね、と幸恵さん。

線路の反対側をとおっていくと、来たことない公園に。

そこでは、緑と茶色が交じったどんぐりや、きれいな色の葉っぱ、つぶすと手が赤くなる実、白くて蜜が甘い花、、
たくさん拾いました。秋の美しさを自分のアンテナでしっかり感じながら拾っている姿が印象的でした。


そこで一番赤い葉と一番黄色い葉を集めよう選手権!

とても綺麗に色付いていますね〜
 

それから色鬼をして、今度はみんなのおすすめスポット、バナナの木へ。
 向かう途中に、小さなドングリスポットでドングリパチンコをしたり、、
木の穴になにかいないか、探求してみたり、、、
「なにか住んでるかもね」

バナナの葉っぱもゲットして、沢山の秋の落とし物も思う存分拾って、
アトリエにかえります
 
帰り道には、きれいな夕陽。

「わあー」とため息。
こういう景色をみんなで共有する瞬間は、スタンドバイミーのような
希望と、哀愁と、幸福感でなんともいえない気持ちになります。

アトリエにかえって、集めた材料で盛りつけを開始!

みんな似たものを拾っても、盛りつけはシンプルな表現活動。
個性がでて、ぜんぜん違う物みたい。

「なんか、これは朝ご飯みたい」
「パーティーでみんなでたべる、のでもいいね〜」

「ぼくのは?」「和菓子っぽい〜!」
 


「かえさんのはビッフェみたい」

「さちえさんのは和食!」

こう眺めると本当に綺麗で美味しそう、、


にぎやかなレストランができたところで、
プロを呼んでみてもらいました^^
pukutto食堂のお二人!

「わーこの盛りつけのセンス、勉強になります!」
なんて言われてちょっと照れながら得意げな顔をしていました。


また違う季節にやれたらいいなあ◯
拾う、実りのテーマの日 でした^^

10月ゲストリーダーの日

10月のゲストリーダーは、大倉山の土地の物語を知っている、
アトリエの大家さんでもある磯部さんにお願いしました^^


まずは磯部さんのお家にお伺いして、この場所がどんな風にできたか、のお話からききました。
「大昔、ここは海の底でした。」
という始まりに、みんなびっくり。

地震がおこり隆起したり、川からの土砂が堆積してここができてることを話してくれた磯部さん。「お庭の裏にその地層がみれるところがあるよ」
と連れて行ってくれました。

「うわー」とみんな大きな景色を見て圧倒され。

「この穴はなに?」とおおきな穴をみつけて質問してみると、
「これは戦争の時に武器をつくるところをつくろうと思って、開けた穴なんだって。
でもその場所をつくるまえに、戦争がおわってつくられなかったんだけど。」

たくさんの物語、歴史の上に、今立っていることを感じたみんな。


少し移動して、畑のある場所で、この土地がどのように人が集まっていったか聞いて、
質問をして、、、、みんな大倉山のこと沢山知れたみたいです

今いる場所、みんなにとっては故郷のことを知っているのは、
心でいつか大きな手綱になるとおもいます。


地層から石のように見える土のかたまりを大切そうにもってきたみんな。
この土の上に立ち、一人一人が物語を描いていること、心に留めていてほしいなと思います。

10月ノーリーダー2&からだの日

10月のノーリーダーの日二日目は、まず物語を書いて、
その物語に出てくる、からくり小屋を建てました。

(とってもたのしかたけれど、、
暗くなってしまったので、写真がありません、、、)

からくり小屋の中にはおばけや魔女、ここをひっぱれという紐(ひっぱるとお水がこぼれてくる!)ものを運んでくれる移動式の箱が出口に。
その中の糸電話をとると、魔法学校の試験が流れてきて、正解すると魔法学校に入学することができます。

「伝う、物語」というテーマがみんなの深くまで浸透していて嬉しい一日。

考えた物語が現実になっていくのを目の当たりにして、みんなの可能性がふわっと大きくなったように感じました。みんなの生きる物語にも反映していくのかな。◯

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からだの日は、物語を想像しながら動いてみる、ということをしてみました。
おにぎりを握っていたら、どんどん大きくなって、そのままおにぎりバレーボールに、、
それからバスケットボール、、ちっちゃくなって卓球も、、、。





振付けの一つの方法は、物語を自身で展開して、からだの動きを生んでいくことなのです。


最後にみんなで描いた3本の木というお話をからだでやってみました。
東山が木になって、みんなが登ると、竜や鳥に木が変身して、、
書いた物語をが現実になっていきます。


からだでやるとなんでもできてしまうからすごいなあ。


アトリエにかえると、火曜日メンバーで書いている絵本の続きを。
まちの寺子屋の物語
「3本の木」


は最終巻までできあがり!!


読みたい方は是非あそびにきてください^^