2019年2月24日日曜日

2018 12月おでかけの日

12月、とある映画をみんなと見たくてお出かけの日をつくりました。

「いろとりどりの親子」という映画。

字幕がまだ難しい年齢の子もいるので、前知識をいれるために電車でどんな映画なのかをはなしました。
「みんな親子って同じ?違う?
両親がいて、こどもがいて、が当たり前だとおもう?」


この映画は、同性愛者の作家が書いた本がもとになった映画。
作家自身もゲイである事を親に認めてもらえず苦しんだ経験から、いろんな親子のありかたをリサーチし、描いています。

その映画の中には、
自閉症の子と親、低身長症の夫婦の出産、作家自身の親子のこと、殺人を犯した子をもつ親やその兄弟、などいろとりどりの親子がでてきます。



それぞれの親子の紹介をしながら映画へ。
紹介をしていくと、みんなはどんどん、興味が深まっていくようでした。


なかなか小学生がみないドキュメンタリーそして、字幕なので途中でだれてしまったりもありましたが、漢字がむずかしそうな学年の子には私とさちえさんがついて翻訳をしながらみてもらいました。
眠ったりした子もいましたが(笑)それぞれにみて、感じた事があるようす。

どうだった?と電車で話したりしながら帰りました。



みんな同じ、ではない、異なることが悪いことではない、
私達はいろとりどりの世界の中にいること
違いを認めあうことの大切さ

そんなことをどこかに感じてもらえていたらいいなあ。

2019年2月12日火曜日

2018 12月ノーリーダーの日

時系列がずれてしまいますが、造形の日の続きということで
12月最後の寺子屋、ノーリーダーの日のことです


造形の日につくった”縄文土器の欠片から想像した造形物” を埋めにいこう!
と街探検に。
寺子屋でいつもいく場所とは異なるところに向う、いつもと異なる道を歩く!ということを決めて道をぐねぐねいきながら向ったのは、師岡熊野神社。

神社まで行くにも、くねくね道で断崖絶壁をみつけたり、
さちえさんが壁にまるい穴が続いているのをみつけてジャンプしてタッチしていきながら
「これ全部タッチ出来たらクリア!」と遊びにもっていってくれて
そこからみんなの忍者修行がはじまりました^^
でこぼこな壁や坂をみつけロッククライミングのように登ってみたり、
細いところを落ちないように歩いてみたり、、

小さな公園をみつけ、どーんじゃんけんぽん!をやっていたら
そのそばの破れたフェンスをみつけて遊びはじめたので
私が「このフェンスは電流1000V!!あたらないようにくぐって!」というとまたすぐにそれも遊びに変わり、みんな本気になります。
さちえさんや私のちょっとした声かけで街の中で遊ぶことが楽しくなってきたみんな^^


そんなこんなしながら、お寺をとおり、神社につきました◯

するとこの階段を小さな忍者たちは風のように駆け上ります!
ついていけない大人!!笑
 年末だったので、2019にむけて、神様に手紙を書いてみました。◯
「神様も、よいお年を」と書いてる子がいて、なんとほっこりしたことか。。

 神社でも遊んじゃいます。(すみません)
それから、神社からおりて、弁天池で鷺(かな?)と出会い、しばし観察、、、


そこから小山をのぼって、 どこに埋めるか探していると、先に坂を駆け上がったHくんの悲鳴が、、、、!
「みんなのぼらないほうがいい!」とHくん
別のルートでHくんのもとにいってみると、ズボンがくっつきむしだらけ!
くっつきむしは刺でくっつくようになってるので、ちいさなちくちくがかゆい痛いみたいでもがいていました。さちえさんと私とで一生懸命とり、、、こんなのも探検の醍醐味でしょうか、、(がんばったね、Hくん)


それからくっつき虫にきをつけながら、安全な場所をみつけました!
「ここは開発されないかな?」
「きっと大丈夫そう」
「よし、ここにしよう!」とみんなで掘り、、
 (埋めちゃいますけど、平成の子どもたちは、こんなのをつくったんですよ〜)
 土をかぶせて踏み固めて、、、
いつか遠い未来の人がみつけて、なんだこれ?!とまた考えてくれるかもしれないね^^
 帰りの高台からの眺め。とってもきれいな夕焼けをみんなと見れて幸せでした。◯

もちろんまだまだ遊びながらかえります

 Eくんが私のところにやってきて
「なんか今日たのしい!」と嬉しそうに言っていました♪
土地の神様にも挨拶が出来たし、
土地に奉納(?)できたし(笑)
2019年も、きっといい年になること間違い無し!!

2019年2月10日日曜日

2018 12月造形の日

12月の造形の日

同と異のテーマでゆいちゃんが考えてきてくれたのは、こんなワーク。

まず、スケッチブックをひらいていろんな国の単語をみせてくれました。
異国の言葉、文字の形も発音も異なって、面白い〜〜^^ 
みんななんだこれ〜とよくみています。


「あのね、実はこれ、全部同じ意味なの、なんていう言葉だと思う?」
というユイちゃん。


「えーなんだろう?」
「わかった!人間!」
「う◯こ!」←1年生からこればっかりのHくん。。笑

 なかなか正解がでないなか、なんと私がピンと来て当ててしまいました、、
「太陽☀」

意味をしってもう一度みると、なんだかその響きに納得したり。
おもしろいな〜


さあ、そのあとはつくるワークです。
「あのね、今日は宝物もってきたんだ。とっても大事なものなの。なんだとおもう?」
とゆいちゃん。


「宝石!ダイヤモンド!」


「ちがうんだ、これ、なんだとおもう?」

 「????」


「これはね、本物の縄文土器のかけらなんだ。」

 わーーーーーーー!!!!
本物の縄文土器♡と私やさちえさんは興奮していましたが
まだみんな縄文土器を知らず、ぽかんとしていましたので、説明しました。
はるか昔のものだと知ったらみんな大興奮。
触らせて触らせて!と興味津々。

「このかけら、なんの欠片だろう?もしかしたら器でもないのかもしれない。
みんなこのかけらの全体像を想像してみてつくってみよう!」
とつくるワークへ^^

固い粘土を練るのに苦戦していましたが、
記念板のようなものをつくった子
メダルをつくった子
なにかの入れ物のようなものをつくった子
地図をつくったさちえさん
宇宙船をつくった私、、

(写真とるのわすれました;;)


同じ物から異なる発想がでてきました。◯


「これ、こんどどこかに埋めにいこうか。そしたら未来の人が発掘して、またなんだこれ?!って想像してくれるかも」という話になって、ノーリーダーの日にいくことにしました。

その続きは次回のブログで、、!
お楽しみに☆

2018 12月 しぜんの日

しぜんの日。
小出さんから「今月は◯◯をつくろう!」
と、さっそく冬のしぜんのなかへ材料探しへ。

いいなと思う木の葉など落ちているものを拾いにいきました^^
冬というと、色があまりないようなイメージですが、
意外とさがしていると、こんなに冬らしい色がありましたよ!




 ”落ちているしぜんのものを拾う”という同じルールで
同じ道を歩いているのに、↑こんなにもみんなの好み、視点は異なる。

その子らしさがこういうところにいつも出てきます。

帰ってからは、その素材をつかって早速つくりますよ

 まず溶かして、、、
 あるものをいれて、、、
外でひやしてかためて、、、
 そう!なにかって、アロマキャンドルでした♡
寒い季節、いいですよね。


自分だけのオリジナルの蝋燭。
みんな嬉しそうにお家の人にみせながら持ち帰っていました*

「昔は電気がなくて、蝋燭で生活していたんだよ、
たまには炎を見つめる時間をみんなにもってほしいなあ」
と小出さん。

ほんとうに。
どんどん情報やゲーム等の快楽を入れるばかりではなく
炎を見つめるような、たまになにも持たない時間をこども時代からもてたらいいよなあ
と思います。あまりにも情報やツールが多すぎてオンオフが激しすぎるから。

私は冬の日、灯油ストーブの前で湯気やその上の蜃気楼や火をみつめながら
ぼーっとするのが好きでした。たまにポッキーとかしてみたりしてましたが(笑)

灯火をみながら、静かな時間をもって
頭を休ませたり、想いを馳せたり自分をみつめてみたりしてほしいな。


2019年2月9日土曜日

2018 12月テーマの日2

火曜金曜と寺子屋はやっていて、それぞれにテーマの日をやっているのですが、
これは金曜日メンバーとのテーマの日です。


なにかというと、同と異って、視点をどこにもつか、だと思うんです。
マクロの視点でみていけばみーんな同じ/ミクロになっていけばどんどん異なる
例えば自分について考えてみても
 ▼
一個人
◯◯家
港北区民
横浜市民
神奈川県民
関東人
日本人
アジア人
人間
ほ乳類
生き物
地球

宇宙(の一部)

とどこに視点をもつか、なのではないかなと。
例えば戦争になったとき「日本人」という視点で切り取りすぎているからおかしくなる。
視点がどこかに居着いてしまうのではなく、自由に動かすことができる力をもっているといいなと私は思うのです。

 ーーーーーーーーーーーー

ということで、その体験として、こんなワークを。
まずは同じ色の紙に、似たような物を絵をそれぞれ内緒でかいてもらい準備。

1)外にでて2人1組のペアになり、一人が線の上で目をとじてもらいます。
2)もう一人が、一枚の紙を立っている人の目の前にかざします
3)目をあけてもらい、なにがみえるのか答えてもらいます(どんな表現でもいい)
4)そしてまた目をとじてもらい、紙を差しだす人は位置を相手から少しずつ離していき、それぞれの場所で「これなんだ?」とクイズをだす。

ルールはみえるものをそのまま言う、どんな表現でもいいから正解し続ける

「灰色の紙」
「灰色の紙に赤いインク」
「灰色の紙にまるっこい物が赤で書いてある」
「灰色の紙に、おかっぱの女の子が赤いペンで書いてある」
(どんどんみえていってから、またみえなくなっていって)

「なにか灰色のしかくい薄いもの」
 ▼
「薄いもの」

となっていきます。
みんな「正解〜!」
「はい、正解!」といいながら遊んでいました。


この視点のずらしを、体感して、得てくれたら平和になるなあなんて思ったのでした。

みーんな異なるけど、みーんな同じ宇宙の一部。
その安心感と面白さを両方感じ続けていられたらいいな。

2018 12月テーマの日1

12月のテーマの日
なにしようかなあ〜と考えていたらTちゃんが
「また道にらくがきしたいな、あのときみたいに」とぽつり。

「ああ〜久しくやってないねえ、ひさびさにやろうか!」

と2人であそんでいると、みんな集まってきて細い道がこんな様子に^^

12月のテーマは「同と異」
他者を認めることは異なる事を認める事。
同じことで安心する感覚ももちろんわかるけれど、視点をずらしていったときに同じってことがありえるのか?を考えてほしいなと思い、このテーマに。
同調圧力は小学生時代からはじまってる、と日々みんなと過ごしてると感じる事があります。「おまえこれ持ってないのかよ」とか、男子だからとか、クラスのはやりとか。
 
大人でも、海外行った時に日本人にあうとなんだか安心したり、という感覚はあると思います。同国と異国、障害の有無、、、先月の強と弱とも繋がりがあるし、このテーマに。

 テーマの日のワークとして
まずは、同じ、という漢字を私が書き、みんなに
「これとまっっっっっったく同じように書いてみて。」と投げかけてみました。

そこで5年生の子が、
「すける紙があればな〜」と。

ふふふ、勿論用意していました、トレーシングペーパー!
差しだすと、「これがあれば書ける!」とみんな意気揚々。
 そしてかいたのがコチラ▼
 むむ!
すこーしずつ違うんですね。なぞっていたのに結構大胆に違う人もいます。笑
そうなんですよね、まったく同じになんて書けないですよね。

「コピーすれば、、」なんて言ってる子もいましたが
「そうすると、微妙に色や薄さがかわるよね、同じ色でかいたとしても。」
というと、ああ、そうか。。。。というお顔。


「みんなも兄弟であれ、葉や花であれ一人ずつ一つづつ異なる。
異なるいろんなものが存在して、できている世界だから面白い気がする。
自然の中でこの地球上にまったく同じものなんて、ほぼ存在しないんではないのかな、、、、でも人間はクローンといって同じ物をつくろうとしたりしているんだよね。
しぜんの中に一種類の木しかなかったり、一種類の虫しかいなかったり、人間だとしたら、みんなクラスに30人が自分と同じ人間だったらどう?」

と話すと
「うえ〜きもちわるい、、、、」
「つまんない!」
とみんな素直な反応。たしかに、気持ち悪いよね、、。

そんな話をしてから”いつもと同じ街を、異なる風景に”という裏テーマで
チョークをもって、街に落書きをしに繰り出しました!

街の中でいつも同じように公園で遊ぶのではなくて、街を異なるように捉えて遊ぶ。
今日はチョークをつかって街自体をすごろくにするようなあそびにしてみようよ、と。
(一通り描いてから帰りに遊んで帰ってこよう!ということになりました^^)


まずはこの◯をいろんな色にうめて、赤コースとか青コースとかその色しか踏めないゾーンをつくり、そこをゴールまで何秒でクリアできるか?という遊び。


他にはなぞなぞを解かないと進めない、升目がある道や
マーク探しゲームなど!
(☆が7こ、:)マークが3つ、このゾーンには隠れています!)


なんかを描いて、鯨公園でひととおり走り回ってから、
帰り道にみんなで描いたゲームして遊びながら帰ってきました♪



 みんな街全体で思いついては描き、出会ったもので遊び、
いつもただ歩くだけの道だけど、こういうきっかけを通してみんなの想像力はすぐに着火し、道のでこぼこ、木の葉、猫や坂、全てが遊びになっていき目がキラキラしていました!
そうそう、この感覚。私はとっても大事だと思います。

”いつもと同じ”を変えるのは、自分次第。

あー楽しかった!!!


2019年2月3日日曜日

2018 11月ゲストの日

強と弱のテーマ、ゲストに御呼びしたのは。。。。

さちえさんの合気道の師匠である小堀先生と、川口さん!

そして寺子屋ゲストできてくれたことのある友人の瑛子ちゃんも合気道をやっているので参加してくれましたよ^^

まずは小堀先生と川口さんが合気道がどんなものか組んでみせてくれました。
それはまあ、流れるように美しい、、
力で押し込めるのではなく、植物のような流線型の流れるような動きのなかで
相手を動かしていく、技を受けていきます。

みんなは、おお〜といいながらダイナミックなその組み手をしっかりみていましたよ^^


小堀先生は強と弱のテーマに合わせ、たくさんワークを考えてきてくれました!
まずは呼吸。川口さんがお手本をみせてくれてみんなで呼吸法。
大きく息をし、身体に空気を通し、気持ちを落ち着かせると、集中も高まります。


それからは、強い=力
ではないことを体感出来るワークをしてくださいました。

まず、力をいれて相手に腕を曲げられないようにする→曲がってしまう
そのあと、イメージをもつ(遠くの富士山を想像して、そこまで指の先から水が出ていると思って手を保ってみる)→曲げられない!!

これ、みんな驚く程イメージをもったら曲げられなくて、びっくり。
力んだだけではすぐに曲げられてしまうのに、、、、
先生の手をまげてみようとみんなで群がりましたが、まったく曲がらない!!!
 頭から手を離さないようにするのも、イメージをもつのと力でやるので比べてみる。
やっぱり力でやってもだめ。イメージをもつと、手が離れない。
 受け身も少し。攻め手だけが強い訳じゃない。

これは、伝えるワーク。
力でどうにかするのではなくて、気や意思や想いを含めた身体で伝える。

 2人で手をつないで、一人が5円玉がついた紐をもつ
それをもっていない人が時計回りなのか反対周りなのか、心の中で念じる
と、どうなるのか?!
 わーーーーー!思ってる方にまわった!!!!
 みんな100%にちかい確率でおもいが通じてました*
こんどはこちら
 触れてる人が色を心の中で指示し、前にいる人がそれを感じて選ぶ。

みごとに当たってるチームもありました!


最後に護身術も少し教えてもらい、みんな試してはよろこんでいました^^


強い=力ではないことを色んな方法で体感したみんなは、
どこか少し力が抜けて終わった後は存在の仕方がゆるやかな様子になっていた気がしました。


そんな体験に触れさせて下さった小堀先生、川口さん、どうもありがとうございました!