2016年6月18日土曜日

6月しぜんの日2回目

雨の気配のする火曜日
6月二回目のしぜんの日


「これからは虫が多くなってくるから、
山にたくさん遊びにいくために、
今日は虫が嫌いな香りで、アロマスプレーをつくろう」

と小出さん。



まずはどんな香りがあるか説明を聞いてメモ。
みんなのそれぞれの香りのレシピをつくります。
ゼラニウム、ミント、ラベンダー、ユーカリ、レモン、、
早速香りをきいてみます



「全部で七滴になるように、自分のすきな香りを組み合わせてごらん」
と小出さんに言われて、すぐに「もうきめた!!」という声が。
ゼラニウムは蚊が嫌いなんだよ〜と教えてもらったりしながらそれぞれのレシピができあがりました◯


エタノールと、それぞれの調合のアロマオイルと、お水を入れて、よくふってかんせい!


みんな自分の香りがとっても気に入ったみたいで
「ほら、かいでみな?」と友達に差しだしたり
「あ、◯◯くんと匂いがちがう!!」と発見したり。

特別な香りになったようです^^




早速スプレーをもって、山にいきます!
公園に入る前に、しゅしゅしゅ!!!っと。
「きもちいい〜」とみんな^^


スプレーをしたあとは、十円玉がきれいになる葉を教えてもらったりもぐらの跡をみたりしながら公園を散策。

 
笹をとっておいて、水場についたら、笹舟の作り方を教わります。
 「あ、はっぱのうらがふさふさだ」と気付いた女の子。
「だから浮くのかな」「そうかもね!」と話しながら作っていました。



できあがったら、
川に流してみます!



すいすいすーい、と進んでいく船にみんな大興奮!

「僕の勝ちだ!」
「もっと上から流してみよう!」
「あ、滝でこわれちゃった。」
「競争してみようよ」


みんなとてもたのしそう^^
しばらくあそんで、帰り道。



石鹸の木をみつけた小出さんは、その実をこどもたちにとらせます。

もちかえって、実験!
水をいれてばしゃばしゃばしゃ、、、
泡がたってきました!!








「あれ、そういえば、今日蚊の多い水辺でたくさんあそんだけれど、みんなさされた?」
 「さされてなーい!」
「僕も!」「私も!」
「みんな一個もさされてない!!!」



すごいです、香りの力。
みんな大事そうに香りのつまったボトルを持って帰っていました^^

2016年6月16日木曜日

6月からだの日1

「雨がふると、香りがたつね。雨の日はいつもと匂いが違うと感じたことあるかな?」
と問いかけてはじめました。

5月、”芽吹く種”で、命ってなに?という話をしていたからだの日。
(心臓音をきくワーク等をしました。)そのときに、じゃあ心ってどこにあるの?
と問いかけていました。「脳!」という答えにまとまったみんな。

「香りって、どうやってわかるのかな?」
という問いかけに、「鼻?」「鼻から脳?」という答え。
香りが脳の真ん中まで届くこと、記憶と繋がっていることを話し、
香りのあり方、使われ方、などアロマオイルや塗香、インセンスなどを使って説明しました。みんなちかよりすぎなくらい、すごい興味!!
 
香をつけ、煙がたつのを見ながら、
「香りは目に見えないけれど、この煙に乗って天に届けられると考えられていて、
よく神事や宗教など、神様や仏様に繋がるものなんだよ。」と話すと、
見えないものへ想像を膨らませているようでした。

 


本格的な暑さに向けて、しぜんも雨でバランスを整える6月。
これはからだも同じで、季節の変わり目で変化が起こりやすいとき。


そんな6月、力の抜き方、触れてほぐしていくこと、にトライしてみました。
「まず、身体も水だね」と話をして、触ったとこから温度を感じて溶けていくワーク、
床までいったら、ゆらゆらゆらし力を抜いていく、からだの背面を合わせて滑り台、などを。
力を抜くのが上手な子、固い子、いろんな子がいましたが、
緊張していた子もゆっくり呼吸を合わせて触れていくと徐々に抜けていきます。



「水蒸気や香りの粒子は軽いよね」
ということで、どうやったら、その力を抜いたパートナーをなるべく軽く起き上がらせられるか、をやってみます。
関節、重力を上手に使い、人体の構造を考えながら取り組むワークです。
 

起き上がることができたら、自由に変化できる水になれたということで、
雨になります。
降ってきた雨は跳ねるのが得意、いろんな形に変化して跳ねていきます。
ということで空中のポーズを考えてジャンプ!!
いろんな形が見えました^^






外に出ると、中との香りの違いを感じた様子。
「雨のにおい」

香りオニ、という遊びをして、



オリーブ坂から帰ると、
道祖神に出会いました。

お香立てもちゃんとあって、
「こうやってみんなの街をみまもってくれている神様にも、お香をたくんだね」
と、みんなで挨拶をして、見えない物への想いを馳せ、それぞれの宝物をみつけあるいてくと、いつのまにか街のにおいへと変わっていく帰り道なのでした。


2016年6月11日土曜日

6月しぜんの日

移り変わっていくための雨の季節
あじさいの花の中の様々な色
窓をつたう雨粒
草葉の露、くもの巣の水のきらめき
雨のにおい、音の変化 、揺れるみずたまり

潤いの季節は沢山の宝石が散りばめられているようで、
こどものころから、楽しみにしている6月


今月のテーマは「香りたつ、雨」


一回目はしぜんの日です。
いつもと違う道で歩いてみようか。と小出さん。
今日はオリーブ坂から山の方にいってみることに。


商店街を抜けて、山の麓にくると、緑や土の香りが。一本みちにはいると街から一瞬で変化しました。
山のふもとにくると、小出さんがある葉っぱを。
「わ!苦い、、!」
「うえーーー」という反応のこの葉っぱ。
ドクダミでした。
「どくだみは毒をだしてくれるからこの名前がついたんだよ」と小出さん。



またちょっと進むと、「こんどはこれ、どう?」
とまた葉をちぎってくれました。
「しょっぱいにおい」「なんかに似てる〜」
という反応の葉っぱはヤブニッケイ。爽やかな香りがしました。確かに塩けも感じさせるウかも、、




そう、今日は香り探しの自然観察。
雨上がりの道をゆっくり歩きながら、
小出さんの案内でいろんな植物の香りを聞きました。



ヤブミョウガに、うめに、 にクスノキの葉 、、、
「これは秋にたべれるおいしいものの花、なんだとおもう?」
とつまんだ長いもの、、「ぎんなん?」「うーん、おいも?」と苦戦するみんな。
いがいががついているよ、とヒントに「ウニ!」といった子に大笑い
「くり!」
正解^^くりの花でした。気がつくと足元はくりの花だらけ!

くりの花のどこがどうやってとげとげになるのか、
クスノキの葉を防虫材として昔の人がつかってたこととか
香りの視点からいろんな話を聞かせてもらいました。



あるいているときにみつけたこの季節の植物のことも、、☆
ほたるぶくろに、やまぼうし、かわいい植物達があちこちに^^






「虫のレストランになってるよ!」と小出さんが教えてくれたのは
さんごじゅうという木。強く甘い香りがします。
見上げるといろーーーんな虫が集まってきていて、夢みたいな虫のレストラン!
(虫好きのあの子に見せてあげたかったな。)

池の方にいったときには、
「あんなにいたおたまじゃくしやかえるの子はぜんぜんいないよね。」
とのぞきこんだりもしました。
一定の場所を観察することで、しぜんを見る目のを育てたいという小出さんの狙いです。


公園でひとしきり遊んで、坂道で葉っぱでっぽうを教えてもらいあそびながら帰りました


アトリエにかえったら、
梅シロップ作りです!「いいかおり〜」「おいしそう、、」といいながら
みんながんばってたくさんのうめのヘタをとってくれました。
来月くらいには飲めるかなあ、、!
たのしみだね〜と一仕事おえて満足そうなみんななのでした^^




日々の中の雨が運ぶ香りにもすこしずつ気付けますように。◯
 

2016年6月4日土曜日

5月 ゲストリーダーの日

最後の5月の寺子屋は、ゲストの日。

いつもどおり記念館にいって、まずはお友達をまちながら、種さがし。
「3種類のちがう種を見つけてみて。」といってみたけど、苦戦しているもよう。
意外とみんなまだ種が果肉等に守られてることに気がついていないようす。
(ふむふむ。今日はそれも話そう。)

そろったところでゲストの紹介。
今日はなんと寺子屋でいつもお世話になっている、
ワークスの千恵さんがゲストなのでした!!
なぜかというと、、、

種や卵はいのちの始まり、人間も最初は卵(卵子)だったということを
からだの時間に話しました。

そう、ちえさんのお腹の中に、小さな命が宿っているのです。
みんなにそれを伝えると、はっとしている様子。

ちえさんからお話をしてもらいました。
「赤ちゃんは大体40週で生まれてくるよ。今はだいたいこんな大きさ。」
と大きさを示して、エコー写真もみせてくれました。



食い入るように見つめるみんな。
「ここが頭で、ここが足、手で顔を覆っているね。まずからだのどこからできると思う?」「みんなもこういうふうにいたんだけど、おなかのなかにいたときのことおぼえてる?」
などと問いかけしてくれます。
「いま千恵さんのなかには心臓が二つあるってことだね」
というと不思議そうな顔のみんな。
さっきみんなが拾った桜の実を割って、「種がこうやって果肉などに守られているように、あかちゃんもおかあさんのお腹で守られているんだよ」と話をしました。

みんなのいろんな質問に答えてくれた千恵さん。
みんなも命の神秘にぐっと引き込まれていたようでした。
(これから千恵さんのお腹がどういうふうになっていくか、みんな見守っていてね)
 

「さて、今月は、芽吹く種をテーマに寺子屋をやっていました。たのしかった?」
と聞くと、「うん!」と元気の良い返事。

「カエデの種に似ている遊び道具をみつけたよ!」
 といって、みんなに”竹とんぼ”を渡しました。

「ほんとだ、似てる〜!」と良い反応!!
外に出て早速チャレンジ。

竹とんぼが終わってから、梅林の方へ。
梅が熟して沢山落ちていました。
種がどういうふうになってるかみてみよう、と拾ってみると、
なんとも「いい香り!!」
こどもたちから自然と香りへの声が。

割ってみて、種が真ん中で守られてるのを梅でもみてもらいました。

きってみると瑞々しい果肉。しっかり種があるね〜食べたいね〜
と梅拾いをすることに。pukutto食堂さんにもっていって、なにかできないか相談しよう!と。帰り道は梅をころころしながら帰り、アトリエにもどってからは梅のスケッチなどもしました^^
 

青空のもと、最後の種の遊びの時間を思う存分楽しんだ5月。
こんな本を選びました*

6月の寺子屋もお楽しみに^^

5月 はじめての造形の日

はじめての造形の日。
リーダーは大小島真木さん。
今日はユイさんもサポートにきてくれました!

まずは種がどうやって生き延びていくか、をお話。
もってきてくれた琵琶でよくよく観察して、食してみたり。
生き物の体内を通って運ばれる種もある、ということも体験。

そして、いろんな種の動きの映像をみせてくれました。
 
「種は足がない。風や土や川や生き物、環境や星そのものが母体になって育てているんだね。」というメッセージを伝えてくれました。


そしたら、みんなが種だったらどうやって運ばれるか、どんな土地に行くか、どんな未来の可能性があるか、どんなものに出会うか、”からだの日”に書いてもらった自分の種の形の中に描いてもらいました。
パラシュートで飛んでいく子、階段のような坂を転がっていくけど、バネみたいにまた戻っていく子、、、いろんな子がいました。
「この種植えたら、はえてくる?」と聞いている子もいました^^

 

そしてかけたら、「上から土をかぶせるように黒を塗っていこう」と。
みんな真っ黒けの手!!


そして、外にでて、石や枝を拾って、削っていきます。
ひたすら削ったり、種を掘り起こすようにしたり、芽の形をかいたり、
身体の中で猫を飼っている子も^^素敵。◯



それぞれの種はまだ小さい芽だけれど、これからどんどんすくすく伸びていきますように、絵に願いを込めた一日でした*