2018年9月5日水曜日

2018 6月しぜんの日

 6月のしぜんの日は、虫探し!

虫を探すのは、自然に紛れた色を見分ける観察眼が必要。と小出さんが用意してきたのは色のついた爪楊枝。

「黄色が◯本、赤が◯本、、、、いまからここにばらまくから、これぜ〜んぶ拾えたら、みんなの目が虫を探せる目になったってことだからね、よ〜くみて見つけるんだよ!」
と小出さんは草っぱらに爪楊枝をまいてしまいました!

 必死にさがすみんな。
見やすい色と見えにくい色があるね〜
 それ、だれかのおしり。笑
2、3本ほど紛失(茶色と緑、黒が見つけにくい!) しましたが、
合格点をもらって、いいもの小出さんが手渡してくれました。


 そう、むしめがね!
あそんだりしながら〜

 みるみる
いろんな隙間に虫がいます
虫以外にも近付いてみると、へんなかたちの植物とか
 えごの実
 そのなかに、虫が寄生すると、こんな形に!
”えごのねこあしあぶらむし”っていう早口言葉みたいな虫だそうです
混乱して、ねこのえごあしって言っちゃいますね
 大倉山の里山には、いろんな虫が集まっていましたよ^^
バッタやモンシロチョウ、シジミチョウに

 あじさいが今年もきれいでしたね〜
 小出さんが雑草に絡まったヤマユリを救出してくれています
 アゲハチョウも捕まえました!
 えごの実を水の中でかきまぜると、泡が立ちます!
シャボン玉はできなかったね〜

 ちいさなカエルくんもいました♡
最後は虫たちにバイバイしてお空や草むらにかえし、
みんなもいろんな生き物にふれてほくほくしながら帰りました^^

2018 6月のからだの日

 6月の『内と外』のからだの日。
まずはみんなに、パーソナルスペースの話をしました。
みんなは、混んでない電車とか、広いスペースで、全く知らない人が入ってきてほしくないエリアってどのくらい?と紐で自分のまわりに円を作ってもらいました◯

驚いたのは、明らかに全員大人の予想するよりは狭い円だっていうこと。
こどもたちはみんなやっぱり外に向って開かれているんだなあと改めて思いました。

へんなおばさんのふりをして、みんなの円に入っていくと
いや〜なかんじがしたようです。笑
 円に入られたときの気持ち、円の外にいってもらったときの気持ちをノートに書いて、自分を観察。
この体験のあと、「人には近付いてほしくない場所や、そっとしておいてほしいときもあるよね」と聞いてみると、うんうん、と同意するみんな。それがひとぞれぞれちがうこともなんとなくわかったかな?

と、ちょっと真面目なワークのあとは、からだを動かして、内と外であそびます。
そう、相撲!!

 はっけよ〜い、、
 のこった!!!
 小さな女の子も手を使えないかえさんを押し出しました!(めっちゃ力つよい)
相撲はみんなだいすきです。
自分の力も、感情も、内から外に出すこと、とっても大事。
それが溜まって病気ってなるんじゃないかなって思ってる。

そこで感情を外にだすワークに進みたかったけれど、この日はこれで時間切れ。
また次回に持ち越しです。

内と外に健やかな通路をもつ大人になってね。◯

2018年7月20日金曜日

2018 6月空間の日


2018年6月22日

今月は空間の日。
アトリエには段ボールでできた家とたくさんの付箋が用意されていました。


「自分の身のまわりには、どんな内と外があるか考えてみよう」ということで、<
内・うち>と思うものは、この家の中に入れる。<外・そと>と思うものは家の外に
貼りつけるというルールをさちえさんが説明しました。



めがねをかけている子が「めがね」と言います。めがねは外?それとも内?と聞く
と、自分の外にあるから外。だそーです。
ふせんにめがねの絵を描いて、家の外壁にぺたり。


ただいまワールドカップ開催中の「サッカー」。外の競技だから外だそう。
「フットサル」は屋内でやるから内。



「内臓」は内。「髪の毛」は外。ふむふむ。
「おこる」という感情は心の中で起きているから内。
<内>と思うものは、段ボールの家の屋根の隙間から中に入れます

「鉛筆の芯!これは内!」なるほど確かに芯は木に つつまれている。
「え、でも芯が外に出ないと書けないよ。外じゃない?」

「空気は外から入ってくるから外」
「いやでも息を吐いたら内だよ」
「でも最後は外にでるよ?」
「おならはおなかの中だよ」
「いやそれも外にでるじゃん!」






「宝石は外!」
「宝石は石でもともと地球の中に埋まってるものだから内(なか)だよ」

「家の中にある本」「本は物語の中に入っていく感じがするから内

「地球は内!」「僕たちの外にあるから外だよ」
「だって宇宙の中にあるよ」




何を基準に考えるかで、内になったり外になったりするものがあるみたい。
意見がまとまらないこともしばしば。

どちらか決め難いものの場合は、同じものをふたつ付箋に描いて、ひとつは外側に貼
り、もうひとつは家の中に入れておくことに。

たくさん書いて貼ったあとに、たまったものをひっくり返して、並べてみました。
うーん、内と外、どちらともいえない同じものも結構あるなぁー


わたしたちが「内!」とか「外!」などと言う時、内か外かは「それを判定している
視点(判断している人、立場や立ち位置)」があることもわかってきました。

その視点や立場によって意見が対立したり、対話をしたり、最初はそう思ったけど
「やっぱりこうかも」と判断を改めてみたり、わからないものはわからないままに判
断を保留にしたり私たちはしているみたい。

***

今度はさちえさんがなんのへんてつもない細い白い紙をみんなに一枚ずつ配りまし
た。これから種も仕掛けもない、だけどマジックみたいなことやるよ。わたしのいう
通りにやってみて、と。

●やり方●
白い紙の両端を持ちます。
一回だけひねります。
端と端をセロファンテープで止めます。
どこか一点をスタート地点として、ありんこが歩くように とっとこ表面をなぞって
いくと、、、





表側と思っているところが、裏側になってしまいました!

あれ??
みんな首をかしげてもう一度ペンで表面をなぞっていきました。今度は裏側からス
タートしてみると表側に出てきます。Kくんはなんで?なんで?と大興奮。もう一回
やりたいと何度も試すみんな。

さらに、今度はそのねじれた輪っかの中央にはさみを入れて、ちょきちょき切ってい
くと、、、



!!!!

今度は一本の輪になり、表と裏は完全に分断されてしまいました。
これは「メビウスの輪」といいます。とても不思議です。

本来接触するはずのない表と裏がつながっていること。
見える外側のものが、見えない内側に支えられていること。
内側の変化が外側に変化をもたらすこと。もちろんその逆も。

いったい内と外って何?
区切っている人は誰なんだろう?
ホントに何もかも区切れるものなんだろうか?
世界は謎だらけ。

「もっと切りたい!」とTちゃん。半分に切ったものをさらに真ん中で切っていく
と、、、なんとも不思議なこんがらかった輪に!!
もっともっと!とたくさん切っていきました。







***

ワークが終わって小腹が減ったみんな。
今日は特別に大倉山の「新世界」へ行きました。
タイ焼きとラムネ、好きな方を選んでしていいよ~とさちえさん。

タイ焼きの外が好き、内の方が好き、と話しながら。
いや~でもどっちか欠けてたらこんなにおいしい食べ物は存在してないよねぇ。

口の内(中)ではじけるラムネ、
ガラスの表面(外)に結露する水滴、
その瓶の中(内)にはとれないビー玉。

ビー玉が欲しくてお店のお姉さんに聞いてみたけど、取れないタイプのラムネ瓶でし
た。



うーん。内と外ってなかなか手ごわいなぁ~

2018年6月24日日曜日

2018  6月のゲストの日

今年も雨の季節が来ましたね

6月のテーマは「内と外」
ちょうど雨降りの日は、そんなことを感じる時かもしれません。


まずはゲストの日。

今回は、私の友人で、ハーモニカ奏者の清野美土くんをお呼びしました!

彼はフランスでパントマイムの勉強をしていたり、
ハーモニカを演奏したりしている人です。



内と外、、、、呼吸、の楽器でもあるハーモニカ!!


ということでみんなに自己紹介をしながら、早速演奏してくれました^^



 最初は吸い込まれて真剣にきいていたみんなですが、途中から低い音で笑いだし、、、、
 今度は高い音で転がるというブームに、、、、

そのあとに、みんなからの質問とかハーモニカの話、音楽の話をしてくれて
例えば、、とまた演奏をよしとくんがはじめたら、みんなが自然に踊り出して、なんていういい瞬間もありましたよ♪

一区切りしたところで6月テーマの発表!
「内で連想するもの、外で連想するもの」をあげっていってもらいました。

そのなかで、呼吸も内と外が繫がる方法だね、と。
息がどれくらい続くか、とみんなでやってみたり、、、
その息で音の出るハモニカ。中の構造の仕組みなども聞きました。
みんな興味津々!

やはりみんなもハモニカを吹いてみたい!!とのことで、よしとくんに教えてもらい、、、、


 いろんなところで鳴っております
 2チームに別れて、セッション!!
結構いい演奏になってましたよ^^

呼吸にもやりかたがあるんだ、とよしとくん
腹式呼吸というのを教えてもらいました。



寝転んで、脱力して腹式呼吸ができるかな?

こどもたちの声をちゃんと聞きながら、進めてくれたよしとくん、ありがとう!
彼らしい、かっこいい演奏なのに、気取らない愉快な時間が流れていました。◯

2018年6月2日土曜日

2018 5月しぜんの日

5月の終わりはしぜんの日でした^^

まずは”しぜんを守る4つの方法”と”里山って?”のお話。
写真をとれなかったんですが、絵とともになぜ?を丁寧に話してくれた小出さん。

みんなが順をおって理解していくのがよくわかりました。
しぜんって、扱うのが一番むずかしくて、一番美しいものだと思います。
そして私達もしぜんの一部なんだってことも忘れたくない。だから関わり続けることが大事だな、、なんて思いながら聞いていました。


お話のあと、外に出て記念館のある山の上へ。
上と下のテーマに合わせて、まずは山の上にある葉を集めて歩きます。

東屋のところで、小出さんがワークの説明と見本をやってくれました

「葉の裏に、インクを付けて、紙の上においてごらん。それで押しながら動かさないようにこすると、ほら!」

葉脈まではっきりと版画のように、刻印されたのをみて、みんな「おお〜!!」と唸っていました。笑
それからやりたいやりたい嵐!

さっそくやってみましたよ〜
 
 「みて、いろんな形のはっぱがあるよ!」
「これ、おもしろいよ!!かえさんにもとってきてあげようか?」
「うらに粒粒がついてておもしろい〜」←シダ植物
 「いろんな色まぜてみたらどうだろう?」
 こんな感じで、みんなはまってかなりの時間を費やしていました。
 それから、雑木林と里山の違いをみました。
 整備されているところと、そうでないところの違いがはっきりしている大倉山の里山。
 人の手が入っていないところは、うっそうとして笹だらけ。
「こうなると、もう地面にお日様があたらないでしょう?そうするといろんな植物がはえてこなくなるよね。」
 と小出さん。

「鎌を持って、刈ってやりたい!!」とみんな^^

ここでも、そういうのできたらいいのになあ〜。



山の下の方の葉っぱも集めながら、お散歩。

 竹煮草の説明とか
 ヒメジオンとハルジオンの見分け方とか
 蛍袋が今年も^^蛍の季節ですね〜
 カヤの木の説明も

それからすこしあそんで、アトリエに帰ってから、山の下の葉もスタンプをしました^^


場所によって生えている植物も違う。
整備されていて、いろんな形の植物がある。
しぜんを守って、見つめながら
違いと多様性を受け入れて、共存できる心をもっていてね、と思うしぜんの日でした^^