9月の「湧き立つ、音」をテーマにした食の日。
「みんな、今日はお米を炊いて、おにぎりをつくってみよう!」
この日はpukutto食堂の萌ちゃんがリーダーです。
「お米を炊く時にまずすることはなんだ?」
「火にかける?」
「水に浸す?」
「あ、洗う!!」
「そう!まずはお米のまわりについているヌカを洗うよ。やってみよう。」
「お米を洗う時、一番最初のお水はすぐ捨てるよ。
からからしているお米は水をよく吸ってしまうからね。」
「なるほど、、やってみたい!」
ざっざっざっといい音が聞こえます。
洗い終わって、お米をよく水に浸しておくことを説明すると、
浸す前と後の違いが見たい!と何粒かとっておくことに。
さすがみんな…!
浸している間に、お家がお米を育てていたpukutto食堂のさおりちゃんから、
お米がどうやってできるかをお話してもらいました。
体験な農作業の話や写真をみて、お米へのありがたみが染み渡っているようす。。
その間、浸していたお米をみてみると、、、
「色が変わってる!!白くなった!!」
「そうそう、お水を吸い込んだ証拠だね」
さて、そろそろ火にかけていきます。
そして、ここからが今月の寺子屋のワークの本番!!
「みんな、お米をたくときは、まずは中強火、そして弱火、最後に10秒だけ強火にします。それぞれきっとお鍋の中でお米が変身していって、音が違うはず。どんな音かききとれるかな?お米の音を聞いてみよう!!」
と、まずは沸騰するまでの中強火に。
「あ!わかった!!」
みんな次々と音を書き込んでいきます。
今月を通して耳を澄ませること、上手になったようです。
「じゃあ次は弱火!弱火は長いから、音がかわっていくかも。。?」
というとまた耳を澄ませます。
こうやって耳を澄ませてきいてみると、
ホーローのお鍋の中で、お米が動いたり、変化していくのが目でとれるよう。
しばらくすると、
「変わった変わった!!」
といってまた新たな音を書き込んでいる子もいました。
「じゃあ最後だよ、10秒しかないよ。よーーーーーーーく耳を澄ませて!」
ゴーーーというガスの音に惑わされないように、、みんな真剣。
「あ!!聞こえた!!」
みんなそれぞれの音を書き込んでいきます。
中には、”パチパチ”という音を聞き取れた子も。。!感動。。
それから、少し蒸らしている間も音がするか聞き取って、書いて、、
みんなのお米の音楽。とってもにぎやかになりました^^
いよいよ蓋をあけてみると、、、、、
「わあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
という歓声とともにいい香りの湯気が空間に広がっていきます。
キラキラしたごはんと、キラキラのみんなの顔。
みんなみんなが幸せな気持ちになっていて、なんだかジーンと感動してました。
それから、みんなそれぞれおにぎりを握ってみます。
握る時も音がしてて、人に寄って全然違います。
「いただきまーす!!」
「わーーーーーー!!おいしいーーーーー!!!」
お米たちの音楽を聴いて、ここにくるまでの物語をきいて、たべたおにぎりは、
格別においしいかったよう。きっと忘れられない食体験になったことでしょう。◯
小さな声に耳を澄ませた、秋の実りの時間。ごちそうさまでした!
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