9月の最後は造形の日でした。
リーダーはユイ・ステファニー
“湧き立つ、音”をテーマに素敵なワークを考えてきてくれました。
まず記念館のお部屋に入ると、
「好きな場所に座って〜」 と、リーダーユイちゃん。
好きな色の画用紙を選んで、
一番後ろに座る子、真ん中に座る子、、、
一つの空間でも落ち着く場所は人それぞれですね。
「今日は自分の中の音を聞いてみよう。身体の音。中から湧いてくる音だよ。
それが聞こえたら、どんな形なのか思ったように描いてみて。目を閉じて耳を澄ませるよ。」と。
みんなが目を閉じます。
いつもにぎやかな寺子屋のみんなですが、すっと集中して部屋の中が静まり返りました。
「なにか聞こえた?それをそのまま描いてみようか。自分の思う色で描いていいよ!」
そういわれたみんなは、色とりどりの色鉛筆から選んですらすら描いていきます。
不思議な模様のようなものが次々に生まれていく、、、!
「目をつぶった時に、見えたものも描いてみてもいいよ」
と言われると、また違う模様や絵が増えて、、
残像のようなものが見えた子も。
色鉛筆を選ぶ時のかちゃかちゃという音も、この時ばかりは気になったみたいで
「ちょっと静かにして!!」と言っている子も。
シーン。。。
すごい集中力。。
「そろそろ集まって、みんなの音の絵を見てみよう!」
と集まって話しながらぞれぞれの絵の解説をしてもらいました。
「ぼーって音が何色もこうやって、にじみたいになってね」
「きーちょんって言う音がこんな形になったの。おじさんみたい。」
「こんな不思議な形描いたことないや。」
それぞれに面白い話を聞かせてくれて、大人の方が夢中になってしまいます。
耳の中のような絵になっている子も。とてもきれいな色!!
「目を開けて聞こえることや目で見えた物ではなく、見えないからこそ感じるものにたまに耳を澄ませてみてね。自分の中に、潜ってみる。また次やってみたら、もっともっと面白い物が見えてくるかも。」
と、ユイちゃん。
みんなの中の未知数の可能性や夢が湧き立つのを、絵の中にみたような一日でした。◯
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