2019年4月10日水曜日

2019 1月テーマの日

2019年になり、最初の寺子屋。
1月のテーマの日はやりたいことがありました^^

まずは記念館にいって、テーマを発表。
一ヶ月に1つテーマを3年間設けてやってきましたが、
みんなそれに慣れていて、今月は何?と興味津々できいてくれます。

当ててみて!いったり、ヒントを出したりしながら興味をもりあげていくのですが、
このときはなんだとおもう?といったらKくんが答えをズバリ。
(勘だそうです。ミラクル!)

1月のテーマは”多と少”。
先月の異と同から、また繫がるように。
多いものが優勢(マジョリティー)になりがちで、異なるもの、少ないものは劣勢に。
数の問題って大きいと思うのです。
また自分の中にある多いと少ないにも目をむけてみたいとおもい、このテーマに。

2018年度の寺子屋では、まず内側(自分と)向き合う事、そして外側(社会・世界)と向き合う事、両方をやっていってきています。
3年目、テーマもワークも密で深いものになってる気がします。


今日は、まずこんな問いかけから始めました。
「家にいる自分と、学校にいる自分、友達でも◯さんといるときと、■さんといるとき、家でもお父さんと話すときと、お母さんと話すときって、自分がすこーし違うなと思う事ってない?」

そう話すと、あるね〜という反応。

「自分の中にいろんな質感、キャラクターがいると思うんだ。例えば佳永さんはね、、」
と、3枚のカードを見せました。

①3歳の幼児の女の子”ちびかえちゃん”
(素直で想像力豊かな女の子、なぜなぜとこの世界にワクワク。作家モードの時に生き生きする)
 ②小学生低学年男子”かえ太郎”
(外であそぶのが大好き、身体を動かしたい!)
③ロシア文学女優
(自他ともに対して厳しい。美的感覚が高い。)


「こんな3人のキャラクターが自分の中にいて、それぞれが強くでてくるとき、扱いが違うんだ。作家モードの時はちびかえちゃんが生き生きする。なにかを鍛錬していくときは女優さんがでてきたり、女優さんは汚い言葉や場所が嫌いだから、それに気をつけてあげたり。みんなと鬼ごっことかしてるときはかえ太郎だね^^思い切り遊べないとすねてひとにつんつんしたりするから、どこかで発散させてあげないとなんだ。」

 こんな説明をしたら、みんな私のことをよく知ってくれているので
ストン、と受け入れてくれたようで!

みんなにはどんなキャラクターがいる?
カードつくってみよう!と 自分の中の多面性を受け入れてもらいたいとこんなワークをやってもらいました^^

 さすが寺子屋のみんなすらすら書きはじめる、、

なかには分かんない、、という子もいましたが、私やさちえさんが
「こんな感じのキャラクターいない?」と提案すると、ああ、いる!となにか引っかかってくれて、そこから感覚を掴んでくれてポンポンとまた違うキャラクターを見つけはじめます。

自分と向き合う事って簡単なことじゃないけど、みんなはそれができるからすごい。
みんな自分自身のこと、よーくよくわかってる。


かき終えたら、どんなキャラクターがいるか、ひとりひとり紹介してもらいました*


「このはるこちゃんは、お母さんと話す時にでてくるけど、お父さんのときは絶対出てこないんだ」

「誰もいない街、っていうカード。自分のシーンとした部分。街だけど、だれもいないの。」

「ジャンプマン、落ち着かない、身体がうずうずしてるやつ。外であそびたいんだよとにかく!元気いっぱい!!」

「ひょうきんな博士。研究実験が大好きだけど、飽きっぽいんだ。」

などなど、、、それぞれの話を聞きながら、みんなが”いるよね〜”と笑いあってて。
ちょっと世間的にはだめそうなキャラクターでも、そういうやつ自分もあるある、と話したり。
その景色に寺子屋がそれぞれの個を認めあえる場所になっている気がして、私はすごくすごく嬉しかったです。

1人の人にも多くのものが含まれている。
形ではないものも沢山つまってる。
今日描ききれなかったキャラクターもまだまだいるでしょう。
分けきれないものだってある。

多くを含む、自分自身を受け入れていきていけますように。
そして、みんなの存在をまるっと受け入れてくれる人や場に沢山出会えますように。


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