2018年5月1日火曜日

2018 4月テーマ&ゲストの日

みんな一つ学年があがった4月。

今年のテーマは◯と●
表裏一体のようなことばをテーマに掲げました。
その両極がゴールやきまった形ではなくそのあいだの淡いの豊かさや
共存する対のものごとを認める事が、
この世界とみんな自身をよりよく平和ににできるのでは ?という想いをこめて。


さて、4月のテーマは「自と他」


月初めのテーマの日にゲストに来てもらいました。
ゲストは佐藤慎一郎さん。
翻訳家でもある彼と話していて、自他にぴったりだなあと思いお願いしました。
「自分と違う人間は多少なりとも文化が必ず違う。まずそれを認めて翻訳してく。翻訳は日常でだれもがやっていることで、言語だけではなく人やものや言葉を介して他者に伝える事なんだよね。」と。

確かに。私が、寺子屋にゲストがくるときに大人の言葉をこどもたちに分かりやすいようにつたえたり、普段のこどもたちの言葉で?となるときにいち早く汲み取って大人に伝えたりしているのも翻訳だな、なんて思いました。


さて、ワークはというと、まずはゲストの自己紹介をしてから
翻訳ってどんなことか?の説明。
 「みんなしらずしらずやっていることだよ」としんさん。
家族が違えば、人間が違えば起こっていく事。
外国語じゃなくても、日本の中でもやってるんだよと、
方言を読み解くのに挑戦!

かえさんは名古屋弁
しんさんは茨城弁でぞれぞれ問題を出しました。

「でらあついでかんわ!」これ、なんていってる?と私が聞くと
一瞬みんな?の顔。
ちょっとしてから「もうおわりですよっていう意味?」「あつくてでかけちゃった?」
などそれぞれが答えを出しながら、ようやく答えにちかい言葉がでてきたところで正解を>「とってもあつくてキツい/もうだめになりそう。」

みんなちょっと驚きの表情。笑

続いて茨城弁
「ごじゃっぺいってんじゃねえぞ」
これは言語能力に冴えている子がまた近いことばで当てていました!
 正解は、、
「めちゃくちゃなこと言ってるんじゃない!」

こどもたちもあたまがやわらかいから、ニュアンスなんかでつかめるのかなあ

何問かやってつぎのワークへ。

3人一組になって、役割に別れます
最初に写真を記憶して次の人につたえるひと
その人から言葉を聞いて、さらに次の人に伝える人
その人から言葉を聞いて、絵にする人


はたして写真に近い絵をかけるのでしょうか、、?







意外と遠かったり、近かったり。
しんさんが選んできてくれた写真も戦争や人種差別をテーマにしたアーティストの写真等で
どんな意図で写真がとられているのか、も聞いたのでした。


最後にかえさんの小さい時の写真をかえさんが説明し、
みんながその言葉をもとに描くというのをやったときに、
「かえさんもお父さんいるんだ」とぼそっといった子に
みんなが「ふつーいるでしょ」と言ってて
でもある子が「ふつう、、、かなあ、、?」とつぶやいていたそうです。

その感覚、とっても大事だなと。
当たり前を他者に押し付けないこと。それぞれを認めること。

そして理解したい、伝えたいという気持ちを持ったら
それぞれが違うことを尊重しながら、繫がりあえるような世界にしていきたいね。


みんながその種まきや扉をあけたり、道案内していってくれたらいいなあ。 ◯





とてもいいワークでした!!しんさんありがとう!!

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